(”favorite things” @Bangalore India / Yohei Maeda Photography)
バンガロールの空港で搭乗待ち中に観た光景。1人の少年がずっと食入るように飛行機を見ていた。誰かを見送っているようには見えなかったので、おそらく飛行機が単純に好きなんだと思う。「これだけ好きなら将来はパイロットだね。」なんて人生は甘くはないと思うが、好きなものへの純粋な集中力は無垢過ぎて好きだ。何かに繋がる。
(”two girls” @Bangalore India / Yohei Maeda Photography)
インドで企業訪問してた時、その会社の屋上から見えた隣のビルの屋上。屋上に小屋?があり、そこに住んでいるとみられるお母さんと少女。少女がぬいぐるみの少女をもってニッコリ笑ってくれたので、仕事中にも関わらず思わず撮影した。
(”hirosaki castle” @Hirosaki Japan / Yohei Maeda Photography)
弘前城壁を全て改修工事していた際の一枚。すべての城石に印があり、その綺麗な仕事ぶりと、その意図せぬ美しさにシャッターを切った。
(”skytrees” @Tokyo Japan / Yohei Maeda Photography)
東京タワーやスカイツリーのようなシンボル的な象徴は、色んな小説でしばしば墓石に例えられている気がする(多分。)。それをまさに画に描きおこしたような格好で出会った。大量の卒塔婆と後ろに佇むスカイツリー。卒塔婆の大きさと光のコントラスト、またそれに妙になじむスカイツリー。I've seen so many skytree”s” in the grave.
(”gokokuji” @Tokyo Japan / Yohei Maeda Photography)
護国寺らしい一枚。よく晴れた夏の日。”護国寺”の標識と共に、いつもの護国寺前T字路にて。
(”AI” @Tokyo Japan / Yohei Maeda Photography)
世話好きの母は定期的に食料や日用品を今でも実家から送ってくる。嬉しい半面、その量の多さに面倒さも感じてしまう部分はあるが、”愛”を感じるのも事実だ。実家の畑で栽培した花も時折入っている。ぶっきらぼうな私に代わっていつも丁寧にその花を花瓶に添えてくれる彼女(”藍”)。感謝している。そんな事を想って日曜朝に撮影した一枚。"AI"と名付けてみた。
(”last portrait” @Gifu Japan / Yohei Maeda Photography)
2016年に撮影した写真ではないが、今年になってようやく取り込んで作成した写真。2012年におじいちゃんが亡くなった。葬儀場に泊まり、葬式が始まる前の誰もいない朝方に撮った写真。何枚もポートレイトを撮ってきたが、これが最後のポートレイト。
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(”konami” @Tokyo Japan / Yohei Maeda Photography)
ジムに通っている。そのジムの更衣室から見える風景が綺麗だなといつも思っていた。この日は運動するというよりは、写真を撮ること重視で行った。静かな更衣室でバケペンの”ガッシャン”というシャッター音が個人的には心地よかった。きっとあのジム初の音だった事だろう。
(”yoko-san” @Tochigi Japan / Yohei Maeda Photography)
奥さん(ヨウコさん)の遺影を店先に飾るカフェブロッサムの相場さん。そのヨウコさんの前にワインを注いだワイングラスを置く相場さん。変わらず素敵な二人だと思った。
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(”Justin's” @Rochester USA / Yohei Maeda Photography)
2016年は大学卒業以来初めてアメリカ本土へ訪れた。大学時代の親友Justinの結婚式に参列するために。Justinは実家の隣に家を購入して、Justinらしい生活をAlex(奥さん)と営んでいた。学生時代と変わらないコミック(漫画)制作が中心の生活をしながら。パパと一緒に塗り直したJustinの家とJustinの愛猫。Justin's。
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(”shibuya” @Tokyo Japan / Yohei Maeda Photography)
渋谷駅周辺が大きく変化している。先日まで建っていたビルがなくなったかと思えば、歩道橋の形が週単位で変化し、景色が変わる。毎日通勤している朝方の太陽の光が最高だなーと思いながら横切っていた。同じ場所同じ時間。ただ違うのは目的。写真を撮るために、休日に、渋谷へ降り立ちシャッターを切った。
(”Alive” @Gifu Japan / Yohei Maeda Photography)
連作。夏の日のニ枚。道を横切るミミズ。田舎だとなぜだか良く目にする光景だ。アスファルト上の一本のミミズを撮った。数歩歩くと一台の車が通った。振り返るとそのミミズは死んでいた。1分足らずの出来事だった。”生きている”という現在進行形という当たり前が奇跡みたいに思えた。
(”dead cat” @Aomori Japan / Yohei Maeda Photography)
2016年の中でベスト。撮った瞬間に”良い”写真は分かる。この時もそうだった。冬支度始まる青森で出会った水没した猫の死骸。恐ろしかった。だが同時に、川面に反射する冬の木々と空、生きたまま眠るように横たわる猫、冷たい川と木影に閉じ込められたような命、”生命”を感じた。圧倒的画力のある一枚。
「それでも続けていくんだよの精神、ファオッ!」って誰かが歌っていた気がするけど、それを地で学んだ2016年だったように思う。
撮影し続けよう。2017年も良き写真に出会えるように。
*最近アップしたものを閲覧できるようにしてみた。掲載できなかった写真も沢山あるので見てみて下さい。
⇒Yohei Maeda Photograhy :New Update
Maeda
*お題:トピック「2016年ベスト」について