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TWO BOOKS

白黒写真が僕を好きな理由

矢野絢子の”柊の胸”を聴いて、年齢を重ねるというのはコップに注いだ塩水のようなものだと改めて思った。/ Maria

 (”Maria” @Somewhere Spain / Yohei Maeda Photography )

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19歳の時に初めて四国へいった。歌手の矢野絢子のライブを、彼女が本拠地としている四国のライブハウスでみるために。男二人で岐阜から車で。

矢野絢子さんは、一度"てろてろ"という曲でメジャーデビューしたものの、それでも四国の住処と、そこにあるライブハウスでのライブという生活ペースは変えなかった。そして、結局またメジャーの世界からは去っていった方(だったはず)。当時の”てろてろ”はコンビニでもかなり流れていたことを覚えている。”知らないとこに行きたいな。嘘だよ本当はね、ここにいたいここにいた〜いんだ〜♪”

 

そしてあれから11年の時が流れた。彼女の音楽を聴いたりすることもなく時が流れた。たまに、昔itunesに入れたてろてろと、その四国のライブで購入した彼女のアルバムのを聴く程度だった。そんな中、先日当時一緒に四国にいった友人と飲む機会があり、色んな昔話をした。あの人はまだ活動してるのだろうかという話にもなった。自宅へ帰ってからやっぱり気になり”矢野絢子”でGoogle検索。Youtubeでも検索。いやー、凄い。なんとも言えない当時から変わらない少ししゃがれた声と、独自の世界観。音を楽しみつつもどこかで寂しさを感じさせる空気感。11年の時間を当時と変わらず大好きな”うた”と共に歩んできていたんだなとすぐに悟った。

  

「うまれた場所でしんでいく、そんな草木のような、当たり前に寄り添えるうたを残したい。」 by矢野絢子

「年齢を重ねるというのはコップに注いだ塩水のようなものだ。」と、私は思っているのだが、その例えをそのまま地で行くように、彼女の感性という塩分が、時と共に水分が蒸発することで11年前にもましてより一層濃く、鮮やかに輝いているようだった。純度のました結晶がキラキラと輝くがごとく。

 

中でも最も感銘を受けた楽曲が、"柊の胸"。PVが最高。そしてCDの音源もこのPV撮影の時の音源が結局一番いいねということでそれが採用されたとのこと。冬の中での暖かい空気感。人間くささ。飾らなさ。最高だと思う。

  

矢野絢子。知ってる人も、知らない人も一度ご視聴あれ。

www.youtube.com

 

オフィシャルサイトはこちら↓

矢野絢子オフィシャルサイト 蒼い鳥

 

Maeda