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白黒写真が僕を好きな理由

旅にもってくべきフィルムカメラNo.1! リコー GR1 / two girls

(”two girls” @Bangalore India Yohei Maeda Photography)

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旅にはどんなカメラを持って行きますか?

1人旅には?家族旅行には?友達と行く旅行には?出張には?

 

誰と、何をしに、どれだけの期間いくのか次第だと思う。基本的に写真を撮るという行為は単独行為だ。”撮影”とは1人作業の極み。なんならば知人がいない方が気ままに撮影できる。時には1つの対象に1時間以上立ち止まってシャッター切ったり、観光地でもない場所をひたすら歩き回ったり。全てが自分にとっては楽しく、意味ある時間でも、同行者には理解不能な”待ち時間”になってしまうから。

 

私の場合は、どれだけの時間を自分勝手に使えるのかによって意図的にカメラを使い分けている。実は長年特に友人との旅行が悩ましかった。現地で一緒に行動するためなかなか1人気ままに撮影するわけにはいかない。とはいえ、新しい場所、未知の景色、ふとした瞬間etc..は逃したくないし、撮影したくて仕方なくなる。

 

特に自分の場合はフィルムカメラで撮影し続けており、その作品としてのクオリティ担保は至上命題。仕方なくという意味で撮影するクオリティ劣化した写真は意味がない。f:id:yonpei704:20170701122226j:image

で、そんな時こそGR1が最高だと改めて再認識しているのだ。今更か?そんな声も聞こえてきそうだが、そう、今更ながら改めてリコーGR1が最高なのだ。GR1/GR1s/GR10/ GR21/GR1v と色んな種類があるが、私は約10年程GR1sを愛用している。どれがいいの?みたな議論は正直愚問だが、気になる方は下記が詳しいので一読あれ。

GRについて / デジタルカメラ | RICOH IMAGING

GR1sの素晴らしさ

実は購入したのは10年ほど前。見た目がかっこ良いという理由と、プロの写真家も愛用する程のクオリティという理由で購入していた。たまに利用していたが、ちょっと広角気味のレンズと”自分で切り取った感”のなさに、タンスの肥やし的なカメラの1つと成り下がっていた。

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が、今回フィリピン人同僚の結婚式に同僚達とフィリピンへ行くという、なんとも自由に行動できなさそうな旅にこのカメラを選んだ。 f:id:yonpei704:20170626214413j:image

軽い、小さい、クオリティ高い。更にはこのカメラ片手に持ってても友人達も気にならない。物理的にも心理的にも気軽。改めてこのカメラの素晴らしさを再認識したのだった。GR1sの素晴らしさを。

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友人とアイランドホッピングしてる最中にも、良き景色あれば逃さずパシャパシャ。旅行も撮影も両どり。

実際にGR1sで撮影した写真まとめ

一部ではあるが、GR1sで撮影したなーという写真達をサンプルとして下記掲載してみる。いかがだろうか?決してコンパクトカメラで撮影したとは思えないクオリティではないだろうか?気軽にポケットに忍ばせることができたかこそ撮影できた。そんな写真ばかりだという事実に気づく。

気軽に、いつでもどこでも。そんなクールな相棒とだからこそ撮影できた作品達なのだ。

(”kung fu tiger” @Florida USA Yohei Maeda Photography)

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たしか海パン&Tシャツだったはず。カバンももたずに。フロリダの海岸沿いの町中をGRv1片手に闊歩してた時に撮影した写真。ゆるすぎるキャラクターと”Kung Fu Tiger”という絶妙なネーミングセンスに思わず撮影。気軽な一枚。大きなカメラだったらこの時持ち歩いてなかったと思う。

 

(”one night flower” @Gifu JAPAN Yohei Maeda Photography)

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唯一の撮影場所は実家の写真。夜22時ごろだったと思う。母がちょっと来てみー。と外から声がする。何かと思ったら月下美人という1年に一回夜のみに咲く花が咲いているとのこと。興奮気味の母を横目に、年一の花が地べたに這いつくばっている様に撮影衝動が起き、即座にGR1sを選択して撮影した。GR1sにはフラッシュ機能がついているのだ。暗闇の中、地べたからフラッシュをたいて撮影した月下美人

 

(”shoe” @Buffalo USA Yohei Maeda Photography)

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アメリカいた頃。友人とスーパーに買物いった帰りだったと思う。なんも変哲もない日だったがカメラをポケットに忍ばせていた。アメリカらしい無駄に広い駐車場にある片方の靴。車から落ちたことに気づかずに置き去りにされたのであろう靴。色んな妄想は膨らむが、駐車場の広さとシュールな片方靴の対比に、ちょっと広角気味のGR1sのレンズはしっくりきた。

 

(”YA” @Marina Bay Sands  Singapore Yohei Maeda Photography)

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記念撮影的な一枚だったとしても気軽に撮影できる。海外ならでは、旅行ならではの一枚をiphoneではないカメラで撮影してみることはおすすめなのだ。アラーキーの私的な写真とは言わないが、私的な写真にしかない素晴らしさはあると思っている。私的上等。

 

(”favorite things” @Bangalore India Yohei Maeda Photography)

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(”favorite things” @Bangalore India Yohei Maeda Photography)

空港は悩む。写真撮影に関してだ。ドラマが多いし撮影意欲が湧く一方で、セキュリティだの手荷物の制限だので面倒な事が多いからだ。GR1sであればこれまたポケットに忍ばせるだけ。きままに片手に構えて空港内で繰り広げられるドラマを切り取れる。これもその一枚。飛行機をずっと見ている少年の無垢な後ろ姿がたまらない。

 

改めて並べると撮影場所が面白い。確かに旅行、出張、外出時等々、写真撮影が主目的ではないタイミングで全ては撮影されている。気軽に持ち運びできるだけの大きさと性能、そして持って行きたいと思わせるそのクールなフォルムが理由なんだと思う。

旅にもってくべきフィルムカメラNo.1! リコー GR1

知人との旅でも気軽に、クオリティ高い写真を撮りたいと悩んでいる皆様へはとてもオススメのカメラ。あっ、もちろんこれはフィルムなのでご注意を。きっと今だとデジタル版のGRの方が認知度高いと思うけれど、元祖GRのフィルムカメラは本当に最高なのだ。

 

旅にもっていくべきフィルムカメラNo.1はリコーGR1シリーズだと今更ながら声を大にして主張してみた次第だ。中古でかなりお手軽に市場に出回っている。気になった方はお試しあれ。

 

Maeda