(”ayane lying down” @Gifu Japan/ Yohei Maeda Photography)
「写真の楽しさって何かね?」
ジョンレノンみたいな丸縁メガネ。ワイングラスの底に少しだけ残ったような薄いワイン色のレンズ。そこから覗く眼球には酒気さえ感じる。何かを見透したような、否、むしろ何も考えてない無垢な質問。片手には背丈くらいあろうホウキ。白髪のロン毛に無造作極まりないヒゲ。シワくちゃなシャツを着たその様は、まさに和製ジョンレノンといった仕上がりのお爺さん。
岡山は県庁通りの橋の上。目が合うなりの第一声。ハッとした。ドキッとした。
「自由だから。。」
反射ででた答えは、whyと聞かれてないのにbecauseと答えるいけてなさ。
知らない土地を、知らない道を、カメラにフィルムを装填しながら気ままに歩き廻る。デリカシーなく節操なく世間様を近写する。素晴らしい数枚ではなく、忘れられない1枚を創りたくて。
19歳から変わらないそのスタイルは、”こだわり“という”意志”というよりも”自由”という名の”好き”なのだろう。
John, thank you for asking. What makes you enjoy music, anyway?
※改めて写真と向き合おうと思った橋上でした。岡山から鳥取へ、植田正治先生に逢いに行って来ます。鳥取へ向かう特急スーパーいなば1号にて記。
今週のお題「部活」