(”Ayane” @Gifu Japan / Yohei Maeda Photography )
写真を印刷しなくなった。昔は使い捨てカメラで写真を撮り、最終的なアウトプットは必ず写真屋さんでプリントアウトされた写真だった。価格にして確か1000円いかない位。時間にして、2、3時間位待てば完了していたように記憶している。
気付けばいつ頃から写真を写真屋さんでプリントアウトしてないだろう。写真がデジタルになればなるほど、iphoneで撮影するようになればなるほど、写真屋さんでの写真の現像は疎遠になっていったように思う。
写真を、アルバムをめくっていく行為。
アルバムへと整理整頓する行為。
昔のアルバムを引っ張りだして皆で一緒にあーだこーだ言いながら見る行為。
気付けば昔は普通にあったそんな”行為”がなくなってきたことに気づく。
最近まで(おそらく今も)、せっせと携帯で撮影した写真を写真屋さんでプリントアウトしている母親を思い出した。写真という実体を持つことは”モノ”を持たないミニマムライフ世代と逆行していると思うが、”プリントアウトすることで写真は完結する”。そんな感覚は、きっと写真屋さんで数時間現像待ちをしていた世代にはあるだろう。
デジタルな社会になること、便利になることはとにかく肯定派。それでも尚、その時代にあった新しいテクノロジーと同時に、人間味のある、肌触りのあるサービスというのは良いなと思った、そんな会社帰り。ALBUS早速使ってみよう。
Maeda