(”readers” @Granada Spain/ Yohei Maeda Photography )
TWO BOOKSの由来
TWO BOOKSとは自分が出版する写真集のタイトル。人生を通して撮り続ける自分の写真Project。大学時代のThesisProject(卒業ペーパー)のタイトルもTWO BOOKSだった。その頃と変わらず撮り続けてこれたことに安堵するとともに、これからの30年を引き続き撮影していくという決意を込めて。
TWO BOOKSの意味
TWO BOOKS。直訳通りで2冊の本。
TWO BOOKS。音読みするとに ほん。にほん。日本。
日本で育んだ自分を通して、世界中の人もの風景を通して、自分の一生を通して、撮影された白黒フィルム写真で創る2冊の写真集。そのタイトルが”TWO BOOKS”。
TWO BOOKSの決意
40歳で1冊目。60歳で2冊目を出版する。祖母、叔父から引き継いたカメラで(始まりの写真/cowboy - TWO BOOKS)、20歳の頃から今のスタイルで撮影し始めた。
20歳~40歳までの20年間の作品集と、40歳~60歳までの20年間の作品集。
1冊目のタイトルは”TWO”。2冊目のタイトルは”BOOKS”。白基調。背表紙の部分に赤い半円の装飾があり、2冊本棚に並べると日の丸(赤丸)が完成する。タイトルの文字はちょっと浮き出た白文字。そんな2冊組の写真集。
こんないめーじ↓
白黒35mmフィルムで、叔父から引き継いだ祖母のカメラで人生を通して撮り続ける。自分の感性に忠実に切り取り続ける。色褪せない普遍的な写真の面白さと、その瞬間その時を。
ロバート・キャパもエリオット・アーウィットも彼らが撮りえないであろう未来を、これからの時代、彼らと同じ土俵(マニュアルの白黒フィルムカメラ)で撮影し続ける。
Elliot Erwit の写真集”Snaps”
大学でアメリカへ行った1年目の夏休み、グレイハウンドバスの1ヶ月パスを購入してバスだけで時計回りにアメリカを旅した。
今でも覚えている。シカゴのとある本屋さん。そこのアートコーナーに並べてあった写真集。本は平置きで置かれており、表紙がそのままこちらを見ていた。Elliot ErwittのSnap。表紙を見ただけでビビッときた。開かなくてもこの人の感性を悟った。
Elliotは現時点(2016年6月5日)で、87歳(1928年7月26日生まれ)。確率的には彼の見ることのできないであろう未来に自分はいるだろう。彼には撮れないその未来を自分の感性で撮り続けたい。 そして、Snapsに悔しさを感じた20歳の自分のような未来の20歳の写真青年に悔しがられるような作品を創りたいと思う。
PHAIDONさん、本の出版のお話待っております。
PHAIDONさん、本の出版のお話待っております。話がなくても40歳までにそういった話を頂けるように日々精進致します。また、お知り合い、もしくは、その可能性少しでもあればご連絡お待ちしております。
Maeda