(”night2” @Somewhere / Yohei Maeda Photography)
ランプの宿(青荷温泉)を本当に愉しむ4つのコツ
最初に断っておくと、とにかく何もない。静か。山奥。電気もない。ランプオンリー。もちろんテレビなんてあるわけもない。だから、何かしらのアクティビティを期待しているならば、別の選択をオススメする(あくまで個人的主観です。カップルもご家族もいらっしゃいます。)。
1. 部屋を選ぼう
宿泊できる建物は以下の4つがある。
- 本館
- ふるさと館
- 幻渓楼
- 十方堂
可能であれば、”ふるさと館”をオススメする。また、その中でも”つきかげ”(部屋名)をオススメしたい。本館からも離れ、本当にひっそりと、静かな場所だからだ。そこにあるのは部屋からみえる山肌と滝とストーブ。そして、ランプだけ。
2. 行く時期を選ぼう
本格的な冬が来る手前がいい。ここは青森。おそらく相当な雪が積もるはず。山の中にあるため、雪が理由で辿りつけない、予期せぬ事故にあう、なんてことも考えられなくない。冬が到来する秋口あたりが風情良くてよいだろう。紅葉シーズンなんて最高に美しいのだと思うが、個人的にはその紅葉が落ちきった落ち葉しかない荒んだタイミング。雪がちらつき始める手前あたりが、ひっそりとゆっくりと静かで好きだ。 春先もきっと素敵だと思う。が、冬の手前こそこの静けさ、寂しさ、何もなさがよりいっそう引き立つように感じる。
3. 風呂に入る時間を選ぼう
ご飯のタイミングは決まっている。一定の時間内に料理を食べに来て下さい。となっている。冒頭に旅館周辺のお話があるらしいが、敢えてそれをスキップしよう。そのご飯の時間の最初30分~1時間くらいを狙って風呂に入ろう。ほとんど誰もいなかった。そう、日本人は律儀に時間ぴったりに食堂へ出向く。断っておくが、決してルールを無視しているわけではない。あくまでその時間内に食堂に来てくださいというルールなので。
4. 1人で行こう
時間を買うことができる宿
「つらくなったらば、逃げればいい。で、元気になればまたやればいい。これの繰り返しで自分が調整できるようになる。身体を壊すくらいならば、逃げる。意味ないから。」