TWO BOOKS

白黒写真が僕を好きな理由

トランプのアメリカ大統領選で思い出す、ジョージ、ブッシュの話 / george

(”george” @Miami USAYohei Maeda Photography)

f:id:yonpei704:20091204143402j:plain

アメリカ大統領選2016が話題だ。

www.asahi.com

*現時点(2016年9月時点)でヒラリーが、若干ドナルドトランプの支持率を上回っているものの、依然トランプ大統領誕生の可能性はある。

 

I HATE BASTARD BUSH!

アメリカ大統領というと、2007年にフロリダの小さなホステルで出会った強烈な1人の老人を思いだす。
 
ジョージ。
 
年齢は60代後半。(70歳に近かったはず。) 私が滞在した安ホステルの一室(10人程の相部屋)をあたかも自分の部屋、いや、それ以上に私物化していた。既に2ヶ月ほど滞在しており、さらに数ヶ月滞在する予定でいるとの事だった。

 

特技はニワトリの鳴きマネで、話の途中に突然ニワトリになって絶叫していた。
イチモツをだしながらニワトリのモノマネをしながら発狂するジョージ。

 f:id:yonpei704:20091204144513j:plain

”ボケている老人”といえば、それまでだろう。しかし、奇天烈な言動はあれど、はっきりと当時の大統領ジョージ・ブッシュを批判していた。

 

ジョージ・ブッシュといえば、イラク戦争を決断した大統領。「戦争をする大統領達なんて馬鹿で、その中でブッシュは群を抜いて大馬鹿だ。」と力説していた。また、ホステルの部屋中に落書きをしまくっていた。ジョージがジョージ・ブッシュの悪口を落書きしまくっていた。

”I HATE BASTARD

PRESIDENT

BUSH!”

くそったれなブッシュ大統領が大っ嫌いだ!

 

大部屋に1つ設置してあった冷蔵庫の側面。

f:id:yonpei704:20160923010020j:plain 「フロントにバレたら追い出されるから黙っておいてくれよ。へへへ。」なんて笑いながら。お気に入りの自作の帽子と共に写るジョージ。

f:id:yonpei704:20160923010026j:plain

アメリカよ何処へ行く?

アメリカは一体どこへ向かって行ってしまうのだろう?まさかまさかトランプが大統領にはならないよね。。

 

今もジョージは健在なのだろうか?あの後、彼は無事にホステルをチェックアウトできたのだろうか?

 

もしも彼が元気であれば、今ごろ「I HATE FU◯KING TRUMP!!(くそったれトランプなんて大嫌いだ!!)」と声高らかに叫んでいる事だろう。なんて思いながら。

 

Maeda 

Last Monday?This Monday?伝わる英会話の秘訣とは / persons

(”persons” @Machu Picchu PeruYohei Maeda Photography)

f:id:yonpei704:20160918154517j:plain

仕事柄、海外の人達とスカイプ会議をする。

その日も相手側にはシンガポール人4人+フィリピン人、 こちら側にはスイス人とギリシャ人と日本人の私でSkype MTGをした。 

Last Monday?This Monday?

その会議の中で、「It(the advertisement) has been active since last Monday」と私が説明した。が、彼らはThis Monday? Not last Monday last week,right?? と猛烈にこいつ何言ってんだ的な感じで聞き返してくる。

 

その日は水曜日。その週の月曜日の事を意図して”Last Monday”と自分は表現した。なぜならば、Last~~は一番最新の、過ぎ去った中で直近のものを意味すると習った記憶が鮮明にあったからだ。

 

しかし、その場にいる誰もが、Last Monday(先週の月曜)ではなく、This Monday(今週のの月曜)ね。と私の表現が間違っているかの如く切り返してくるわけだ。。結局該当する日にちを言い直し、This Mondayだよ。と言い直すことでその場は過ぎ去った。が、とても納得いかないやり取りだった。。自分の表現は英語的に間違ってないはずと。。 

Last〜〜の意味とは?

スカイプを終わり、こちら側にいたスイス人、ギリシャ人の同僚に主張するも、「Last Mondayだと先週っぽいよね。」と、彼らも私の意見には同調せず。。実際、Googleで調べてみると、私が習ったと記憶しているLast~~は過ぎ去った中での一番最新のもの という自分の認識は正しいかった。。使い方も問題ない。

alcom.alc.co.jp

hinokiblog.exblog.jp

確かにThis Monday だけど、それって要するにLast mondayだろーがと思いながら、もっとちゃんとした英語を理解してくれよ。なんて悶々としていた。 

言語としての正しさ VS 会話としての正しさ

しかし、その後にランチをしながらスイス人の同僚が私に諭してくれた言葉に納得したのだった。

 

スイス人同僚曰く、

「私達スイス人はドイツ語、フランス語も使う。それは、ドイツ語はドイツ人のためだけの言語でもなく、フランス語もフランス人だけのものでもない。つまり、より曖昧な表現。曖昧な言葉は正しくても通じない事ってありますよ。だからこそ、より明確な、伝わる言葉。伝わる言語。伝わる会話が必要だと思います。」と。。

 

うーん。おっしゃる通り。英語はアメリカ人のものでもなければ、イギリス人のものでも既にない。。国際語たる英語、さらには、会議に参加してたみんな第二言語として利用している英語。言葉としての正しさは大事だが、会話としての正しさはもっと大切なのかもなと納得したThis Wednesdayだった。

 

言語がコミュニケーションツールの1つだとすれば、確かに伝わる言葉の選択は重要だよなと感じたLast Wednesday。

 

Maeda

思わず購入!超絶好みのカメラバック / 456

(”456” @Somewhere LaosYohei Maeda Photography)

f:id:yonpei704:20091204144929j:plain

カメラバッグが好きだ。
 
写真を撮る人なら分かってくれると思うのだが、カメラバッグが無性に気になる。何個持っていても、ついつい欲しくなるのがカメラバックの不思議である。
 
おそらく写真が好きな人は少なからず、カメラというガジェットが好きな人も多く、その大好きなガジェットが綺麗にフィットするバックというガジェットもまた好きになってしまうのかなと。
 
更には、カメラという精密機器を保護するため、またそれを長時間持ち運ぶために設計されているので、機能的にも優れていてバック本来の性能が基本高い。

私が求めるカメラバックの要件 

人によって求める要件は様々だろうが、ざっくりあげるとすれば私の場合は以下のような感じだろうか。
  • カメラを正しく保護できる
  • PCも収納できる
  • カメラだけでなく、時には衣類も入る可能性もある
  • 普段使いもしたいので大きすぎない方がいい。けど、ちょっとした1泊2泊位の旅行にも対応できる
  • カメラは一台だけでなく、時には2台収納できる
  • フィルムもしまうスペースの余裕がある
  • そもそもバック自体が重たくない、疲れない
  • カメラ取り出しやすい
  • 雨に濡れても大丈夫、雑に扱っても丈夫である
  • 見た目がスマート、かっこいい
  • 他の人と被らない、にくいデザインである
  • 飛行機の機内に持ち込めるサイズである
普段使いもできて、かつ、カメラバックにもなる。
かつ、他の衣類等がある際にはその量に応じて対応できる(大きくなる)。
それでてスマートな見た目で他の人があまり使ってない。
要求の多いピッキーです。完全に。。。
 
だからこそ、自分好みのカメラバックとであうと、興奮冷めやらないのかもしれない。

意図せず購入してしまったカメラバック

そんな私が見とれてしまい、意図せず思わず購入してしまったカメラバックがこちらだ。四の五の言わずに、以下写真達から感じてほしい。 

1. 普段使い/旅行/カメラバック 用途に応じた使い方可能

個人的にはPhotographyの状態がもちろん好きだが、それ意外にも色んな用途が想像できる事は嬉しい。

f:id:yonpei704:20160910124200g:plain

2. 荷物の量に応じてサイズ調整できる

個人的に好きな部分。普段は大きくしたくない。が、旅行などでは大きく使いたい。荷物や用途に応じてフレキシブルに対応できる部分は胸熱。

カバン一つで国内外旅にでれそうだ。

f:id:yonpei704:20160910124425g:plain

3. カメラの出し入れが簡単(これ重要)

何かあればすぐに撮影できる、また、撮影しようと思わせてくれる状態が重要だ。そういった意味では、正しく収納できてすぐに取り出せる事はマスト。

f:id:yonpei704:20160910125701j:plain

f:id:yonpei704:20160910125700j:plain

4. カメラの大容量収納可能

カメラと複数レンズ収納可能で、カメラの2台持ちも可能そうだ。

f:id:yonpei704:20160910125654p:plain 

5. ちゃんと防水

結局ほぼ使うことないとは思うが、嫌いじゃない。何気に海外でのセキュリティー用に使えたりするので◯。

f:id:yonpei704:20160910125656p:plain

6. 見た目がかっこいい。普段使いも可能

ダサいと使わなくなる。これは間違いない事実。少なくともかっこいい見た目は大切。あと、手提げのように利用できる手持ち部分。仕事で常に持ち運びするPC収納がある点も抜け目がなくおすすめポイント。

f:id:yonpei704:20160910125702j:plain

年明け位には届く予定 

順調に制作がすすめば、予定では年明け(2017年1月)くらいに届く予定。今から楽しみでならない。問題なく、かつ、ちゃんと想像どおりのクオリティのカメラバックが手元に届くことを期待したい。実際に利用したらその感想も別途書いてみようと思う。

f:id:yonpei704:20160910125659j:plain

 

最後に、このバックの情報色々

このカメラバックのKickstarterページ

あと数日で支援は終了予定。支援購入だと普通価格よりも安く購入できるが、この鞄専用のHPも存在するのでそちらからも購入できそう。気になる方はチェックを。

PRVKE 21 | The Best Bag For Everyday Carry & Camera Gear by WANDRD — Kickstarter

Thank you! このカメラバックを企画して、制作した方達

旅人であり、写真家であり、コミューター(移動よくする人?)であり、模索し続ける事が好きな人たちだそうだ。国が違えど、自分と価値観が近しい気がするから、そんな人達が創ったバックに恋してしまうのだろう。Thank you!!

f:id:yonpei704:20160910125653j:plain

Kickstarterでの購入(支援)について

Kickstarerはいわゆる、クラウドファンディング系のサービスで、商品だけでなくアートやサービス多岐にわたってアイディアを提示する。それにもしも賛同(購入したい/支援したい)するのであれば、お金を支払う。その見返りとして、商品であれば正規の値段より安く購入できらり、サービスであれば何かしらの見返りをもらえたりする。
 
目標額というトータルの資金まで到達しなかった場合は不成立となり、支払ったお金は支援者に戻され、そのプロジェクトはなかったことになる。
 
今回購入した(支援したバック)は、すでに目標金額を大きく達成しており、とても多くの人から賛同を得ているバックなのだ。
 
もしも良いなと思った人は賛同してみてください。まだ実際に利用してないので本当の使い勝手は未知ではなりますが、こういった写真を撮影している人たちがこだわりまくって世の中に出したプロダクトは良いなと思うし、そういった欲しいものを実際に形にでき得るKickstarterのような仕組みは改めて素晴らしいなと感じた限り。
 
今度は製作者側でも利用してみよう。
 
Maeda 
 

故きを"訪ねて"新しきを知る / Onkochishin

 (”Onkochishin” @Somewhere MalaysiaYohei Maeda Photography)

f:id:yonpei704:20160905225843j:plain

Dear Justin Hubbell,

大人は近視である。

 

元来、人間というのは案外近くのものを上手く視ることができない生き物なのだろう。しかし、あなたは近くを視る事が上手なんだと改めて思った。

 

大学卒業後の数年間の葛藤は、日本、アメリカ問わずおそらく同じように存在し、その混沌の中で視た絶望めいたものと、幸せめいたもの、それらの狭間にもしかしたら存在するかもしれない自分の生きる道を机に向かう事で捻りだしている、そんな作品なんだろう。

 

ライフワークとは良く云ったもので、これはあなたのライフ(人生)そのものだ。

 

ペンで1つ1つ丁寧に書き込まれた絵の裏に転るあなたの姿は、ドローイングの授業開始前からせっせと漫画を描いていた、始めて出会ったあの時と何も変わらないのだろう。

 

いつの時も、個人的な主観ほど人の心を震わせるものはなく、そんな確固たる主観を堂々と数年振りに見せつけられたような感覚が私を奮い立たせてくれる。

 

大人になればなるほどぼやけるその近場の視界を、今尚クリアに見えるあなたのような目にこそ価値を見出すべきだろう。いつも、どんなときも。

f:id:yonpei704:20160907233826j:image

f:id:yonpei704:20160907233830j:image

#アメリカの友人でCartoonist(漫画家)Justin Hubbellの初めてのコミック書籍”THE PET”を読んだ感想文。

#興味ある方は下記のWebサイトよりチェックしてみてください。

 

Maeda

Justin Hubbell

http://www.justinhubbell.com/

THE PET

Justin Hubbell - The Pet

 

君の名は。あなたの名前の由来は何ですか?/ Father

  (”Father” @Chicago USAYohei Maeda Photography)

f:id:yonpei704:20091204140144j:plain

君の名は。映画の話ではない。名前の話をしよう。

"洋平"という名前。
海のような大きな漢にと、海を、太平洋を想って父がつけた名前だと聞いている。

ヨットと父と太平洋

父は大学時代にヨット部の主将をし、かつ、全体育会系部活動の中で幹事長をしていた。ヨットで島々を巡ったり、何日も永遠と海と空しかないヨットの上で過ごしたらしい。20歳そこそこの多感な時期での経験だから、さぞかし刺激的な体験だった事だろう。ヨット部の話、リーダーとして活躍した話、彼の人生へ大きな影響を与えた出来事なのだろう。その証拠に、断片的ではあるものの今でもその話は繰り返し聞く。父が感じた永遠と続く壮大な海、中でも一番多くの時を過ごした世界一大きな海、太平洋。そこで若きし父が感じた何かを私につけた。

太平洋を超えた20歳

20歳の時に太平洋を超えてアメリカへ来た。日本の大学をやめて、留学を決意した。留学自体はそんな珍しい事ではないと思うが、自分の親族周りで留学していた人がいたわけでもなかったので、自分にとっては大きな決断であり勇気のいるものだった。
その経験があるからこそ今でも仕事で海外へ行く事ができるし、様々な国の人達と関わる事ができている。あの経験があってこそ今の仕事感、むしろ人生感を築けていると思うのだ。そういう意味において、留学は自分の人生における転機だったと思う。年を追うごとにより強くそう感じている。

名前という言霊 

言霊(ことだま)とは、一般的には日本において言葉に宿ると信じられた霊的な力のこと。言魂とも書く。
に出した言葉が、現実事象に対して何らかの影響を与えると信じられ、良い言葉を発すると良い事が起こり、不吉な言葉を発すると凶事が起こるとされた。
名前には言霊のような力があるのかもしれない。いや、数え切れない位何回も書いたり、呼ばれたり、発したりする中で、自然と刷り込まれているだけなのかもしれない。
 
大学卒業以来約7年ぶりにアメリカへ向かう飛行機の中、眼下に広がる"太平洋"を見ながら名前という言霊的パワーについて思いながらスマホで綴っている。若かれし父が太平洋から感じた"何か"とは何かと想いながら。
f:id:yonpei704:20160902132710j:image
これから大学時代の親友ジャスティンの結婚式へ参列するのだ。いとめでたし。

Maeda

断然、海より川派の夏 / August

(”August” @Amami JapanYohei Maeda Photography)

f:id:yonpei704:20160827102922j:plain

夏はあまり好きじゃなかった。今年から何故か好きだと思うようになった。ふと。

夏はもっと長いものだと思っていた。今年からとても短いものだと思うようになった。これ本当に。

 

海だ海だと騒ぐ周りをみても正直心踊らない自分がいるのとは対照的に、”川”、特に山間に流れる川をみるとワクワクする。子どもの頃に夏休みには決まって岐阜の山間の川(マス釣場)へ行っていたからだと思う。断然、海より川派なのだ。

夏休みといえば穴場のマス釣り場

お盆前の7月最後、もしくは8月初旬頃になると、毎年連れて来てもらっていたマス釣り場があった。そのマス釣り場は、夏の間だけ老夫婦がその山の中の家に住み込み、二人で営んでいた。本当に山の中にあった、自然の川の中にあった、言葉を選ばず言えば、半分趣味的に運営されていた場所だった。自分が18歳頃まで行っていた記憶があるので、年月にすれば10年以上も前が最後の訪問となる。

今回実家に帰省した際、「もう一度行ってみよう。」という思いつきから急遽向かうことになった。当時の夏休みと同じように家族で朝から向かったのであった。

 

千と千尋みたいな山道を抜ける。

f:id:yonpei704:20160827110505j:image

f:id:yonpei704:20160827110557j:image

夏の期間だけおじさん、おばさんが住んでいた家はそこにあったが、マス釣り場は開いておらず、マスが大量にいた生け簀も空だった。おじさん、おばさんもいなかった。それもそうだろうと。父や母よりも更に一回り上の年齢だったから、今なら70歳をこえているはずだと。

f:id:yonpei704:20160827110641j:image

f:id:yonpei704:20160827110658j:image

マス釣りではなく、”マス捕り”という遊び方

川は昔とあまり変わらない形で、綺麗に穏やかに流れていた。本来はマス釣り場なので、”マス釣り”が正しい利用方法ではある。しかし、釣りは早々に切り上げ、直接潜って網でマスを捕まえるという”マス捕り”という新しい遊び方が私たちは好きだった。自然の川ではあるものの、おじさんが丁寧に手入れをしており、また、程よい大きさ毎に区切られた川の大きさがマス捕りには最高なのだ。(大きすぎたり、深すぎるとやはり魚が強い。狭すぎても簡単で面白く無い。本当に程よい空間が”マス捕り”には重要。魚と人間の駆け引きが最高に面白くなるからだ。経験者だから分かる。)

今から思うと釣り場で潜らせてくれていたおじさん、おばさんは相当寛大だったなと思う。いつもニコニコしながら見ていてくれた記憶しかない。

f:id:yonpei704:20160820232115j:imagef:id:yonpei704:20160820232240j:imagef:id:yonpei704:20160820232041j:imagef:id:yonpei704:20160820232017j:image

f:id:yonpei704:20160827110536j:imagef:id:yonpei704:20160820231951j:image

念のため、小中学生の時の釣り道具を引っ張りだして、持参してきてみた。行く途中で簡単な仕掛けと餌も購入して、釣りもした。ヤマメとか、よくわからない魚とか釣れた。こちらも楽しかった。f:id:yonpei704:20160820231933j:image

写真も撮った。

f:id:yonpei704:20160827110450j:image

あの頃と同じように、兄弟(おっさん達)でも一緒に潜った。

f:id:yonpei704:20160827110620j:image

当時のように管理されてないから、あの時かさ増しで足されていたニジマスはいなかったけれど、当時食べることができたおばさんの作るうどんもなかったけれど、当時と変わらない夏休みはそこにはあった。

夏休みという夏

帰り際には地元付近の花火大会にも行った。夏休みが凝縮された。そんな1日だった。 
f:id:yonpei704:20160820225459j:image
 
子どもの頃の夏休みとまったく同じ体験を、随分年月が経った大人になった今でも体験出来たことが、今更ながら夏のイメージを変えたのかもしれない。そんな夏だった。
 
夏だから夏休みではなく、夏休みがあるから夏を感じるのかもしれないなーなんつって。
 
Maeda

#今週のお題特別編「はてなブログ フォトコンテスト 2016夏」 って、もう期限過ぎちゃったか。。

写真のことば / Y&K

  (”Y&K” @Gifu JapanYohei Maeda Photography)

f:id:yonpei704:20160816225755j:plain

以前、”写真をプリントアウトするということ”についてブログを書いた。

yoheimaeda.hatenablog.com

 

更に先日、写真をプリントアウトする事について書いてある興味深い記事を見つけたので追記がてらブログを書いている。

写真という"物質"、"写真を残す"という行為に興味がある方は一読あれ。白黒写真をプリントアウトする事の意味(大切さ)について。鳥取県で写真スタジオを経営されている陰山さんのインタビュー記事。

fotonoma.jp

 

とにかく、今の時代でも一番長持ちするプリントは白黒写真なんです。色がなくて面白くないかもしれないけど、10回のうち1回でもいいからデジタルじゃなくてフィルムで、できたら白黒で撮ってほしいと思います。ほんとに、撮った本人が気づくのは自分が歳を取ってからなんですよ。写真が変色してしまって、白黒だけが綺麗に残ってて、「あらら~、白黒撮っておいてよかった」ってなる。

デジカメで撮る人は自分の家でプリントする。でも、よく聞いてみると、実際はプリントをしない人が多いんですよね。そういう状態で置いておくと、本当にその存在自体を忘れちゃう。それは非常に危ういんです。今は気づかなくても、もっと歳をとって「記録」しておくことの大事さに気づいたときには取り返しがつかない。僕がこうして白黒写真の良さを発信してるのは、それで商売しようって気ではないんです。ただこうして写真の商売をやってて、当たり前のように気づくことだから、それを少しでも教えてあげたいって気持ち。 

インクジェットはインクを混ぜてるので色んな色が出ますけど、色があせて完全にゼロになる可能性がある。でも銀塩っていうのは本当に銀ですから。銀の塊を砕いて乳剤の中にいれて。銀の画像なんですよね。だから白黒で将来黄色くなっても、銀の画像は残るので、ゼロにはならないんです。

あとはですね、僕は営業写真館をやってるので思うんですけど、とにかくみなさんには自分の家族を撮っておいてほしいっていうのが僕の切なる希望です。まず人間から撮って欲しいっていうか。僕は結構、葬儀写真もやるんですけど、写真が趣味でたくさん写真撮ってる方でも、自分の親を撮ってないっていう人が多いんです。照れくさいっていうのがあるんですよ。でもね、こういう仕事をしていると、2週間程前に近所を歩いてた人の葬儀写真が突然来たりするんですよ。「ええっ!?」って。ある程度歳をとるとね、突然亡くなったりするんです。人間っていうのはすごく脆いっていうのが分かってるからね。

家族の写真を撮影しよう。白黒写真で記録しよう。

 

Maeda